ミセスシンデレラのあらすじ

わたしのミセスシンデレラ体験を語る前に、ミセスシンデレラのあらすじを紹介します。
1997年4月17日から1997年6月26日までフジテレビで放送されたドラマで、薬師丸ひろ子が主役の香山みずほ役を好演したことで当時主婦の間でとても話題になり、再放送までされました。あらすじはこんな感じです。
平凡な専業主婦の香山みずほ(薬師丸ひろ子)は結婚6年目にもかかわらず、夫・康之(杉本哲太)との間に子供が出来ない。仕事に明け暮れる泰之や同居の姑・亮子(江波杏子)や小姑(高田万由子)に不満を募らせつつも、イタリア語教室に通うことをせめてもの楽しみとしながら、主婦の務めを全うしている。そんなある日、ヒナの頃から育てて可愛がってきた文鳥チロが逃げ出してしまう。公園でチロと遊ぶ一人の青年・堀井光(内野聖陽)と出会い、クラッシックコンサートに招待される。
そして、コンサートに出かけたみずほは、光 が指揮者であり、世界的な音楽家であることを知り、驚く。最初は本音を言い合える友達として付き合っていた2人は次第に惹かれあっていく…。その後、別れと再開を繰り返し、康之か光のどちらかはわからない子を妊娠し、光と一緒に暮らしていくことを決意する → 子供と2人だけで暮らしていくことを決意する → 香山家にもどり香山家の一員として暮らしていくことを決意する という変遷を経て、結局もとの鞘にもどるというストーリーです。
そんな再開はありえんでしょうなどとつっこみを入れつつ、私もはまっていました。

出会い

私は、2歳年上のだんなと小学生の子供、だんなのおかーさんの4人暮らしです。ミセスシンデレラに刺激を受けたかどうか(うーん、でもやっぱり受けたんだろーなぁ)、放送終了後しばらくして私もイタリア語教室に通い始めました。友達も多くでき、その友達と何回かイタリアにも旅行に行きました。彼とは、そのイタリア教室で出会いました。彼は独身で、私より5歳年下でほんとに内野君に似ためちゃめちゃかわいい子でした。内野君演じる光のようにいやみがなく、さわやかでスマート。それでいてリッチ(後で知りましたが、ネットで株取引をしていました。)で、まさに『王子様』でした。はじめはイタリア語教室の仲良しグループで行動していましたが、だんだん、2人だけで会うようになっていきました。
初めて2人だけで会ったときは、期待感と罪悪感ですごくドキドキしたことを覚えています。夜景のきれいなホテルでの食事はもうさいこーでした。でも、やっぱり、だんなのおかーさんはちょっと苦手でしたが、ダンナにも子供にも特に強烈な不満があったわけではなかったので、もう2人で会うのはやめようと思いました。
その日の別れ際、彼に「もう2人だけで会うのはやめよう」と言いました。。。。。。

本気と別れで元通り

そしたら、彼、寂しそうな顔で「ゴメンね。うん、今日は楽しかった。ありがとう」っていいました。私のことをすごく見てくれている。家の中で1人ぼっちの感覚が長かったせいか、みょうに感動してしまいました。
その後、2人で会うことはなくなりましたが、しばらくして、ほんとに偶然だったんですが、ダンナのメールを見てしまったんです。。。。。。。。   浮気してました。
気がついたら、私から彼にメールしてました。それからは、彼にすっぽりとはまっちゃいました。彼との時間は本当に楽しかったです。いろんなところに連れて行ってくれ、ほんとにシンデレラのような感覚になっていました。彼も私のことを本気に思ってくれていました。1年後には彼と一緒になりたいと本気で考えるようになりました。ダンナに彼のことを話し、離婚を申し出ました。大喧嘩を繰り返しました。おかーさんはおろおろ、子供は泣きました。
私の目を覚ましてくれたのは、子供でした。離婚のはなしでゴタゴタしているとき、いきなり警察から電話がありました。子供がダンプカーに轢かれたというのです。「えっ???」血の気が引きました。幸い、大怪我でしたが命に別状はありませんでした。
ダンナと話し合いました。元に戻ろうって。
彼のことはすごく大事でした。でも、それ以上に子供のことが大事だと気付きました。しばらくして、彼と別れました。ダンナも女の人と別れました。
こんな感じで、元の鞘におさまりました。今は、ダンナもけっこうやさしいです。でも、彼はずっと私の心の中に住み続けると思います。

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